平成14年11月に以前より、危険建築物で問題となっていた、武道場とピンク校舎が解体されました。武道場跡には、多目的施設「耿光館(こうこうかん)」が建設されました。
それ以前には、作法室も解体されているので、我々がいた頃の建物は、校舎だけとなりました。なんだか寂しい気がします。
「鼓海」第212号(平成15年3月1日徳山高校新聞部発行)より 新設多目的施設 名称は「耿光館」に 本校の正門を入ってすぐ左にそびえていた旧柔剣道場(卓球場としても使用)の解体跡地に、3月中句には新たに多目的施設が建設されます。その名称が、「耿光館」に決まりました。 これは、本校の正門前に立つ「耿光碑(こうこうのひ)」に因んだもので、新たな学舎に学校生活の一時を過ごす生徒の行く末が輝かしいものになるとともに、将来徳盛んなる人物たれとの願いを込めて名付けたものです。 「耿光碑」は、明治四十二年に皇太子嘉仁殿下(後の大正天皇)の行啓を記念して建てられたもので、「耿光」は「明らかな光」を意味し、「徳の盛んなさま」を示しています。碑の傍らには、「かぐわしく世を支える」の意を持つオガタマの木も植えられており、徳山高校に学ぶ者には「耿光碑」と「オガタマの木」とは一体のものとして受け止めら れています。 玄関横で端然とした姿を見せながら登下校する生徒を見守っている碑と木は、徳山高校の象徴とも言え、情熱と志を胸に秘める本校生徒の姿も重ね合わせて、新設施設の名称に「耿光」を冠しました。 なお、この命名については、在校生及び教職員から募集した案をもとに校内で審議し、決定したものです。 耿光館 |