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一 鼓海の水は深くして 百船千船入り集い |
岐山の松は高くして 千歳の霜に傲るなり |
此の徳山に育つ身の 我等の幸よ量りなし |
二 春先ず萠む青柳は 魁せよと教えつつ |
底に雄々しさ蓄えて 世に応ふべき範を見す |
此の学校に学ぶ身の 我等の幸よ量りなし |
一 山は岐山の初紅葉 海は鼓海の波の音 ああその山の初紅葉 ああその海の波の音 二 朝に健児を送りては 天に轟く攻め鼓 夕勇士を迎えては 不時の錦を飾るらむ 三 成竹すでに存するか 今し出ゆく十余人 その唇頭の笑みにみよ 月桂冠は我にあり